新年早々、夫がやらかしました

1月3日、兄の葬式に行くため
新幹線に乗って新神戸に行き
高速バスかけはし号に乗りました
バスは空いていたので二人席を一人で使って行きました
夫はスーツケースと斜め掛けの小さなバックを
横の席に置いて
終点まで乗っていくので
グースカ熟睡してました

私と言えば30日の日から寝れなくて
部屋を真っ暗にして寝てしまったら
兄が夢枕に出てくるんじゃないかとか
父や母や兄嫁さんに
まだ迎えに来ないでよっと祈ったりしていて
全然眠れない日々を過ごしていて
電気を消して寝れませんでした
この日もバスの中でも眠れませんでした

ボーッと向こうに見える大阪湾岸の明かりを見ながら
2021年11月に見舞いに来た事を思い出していました
あの時は脳梗塞の後遺症が少しあったけど
病院で笑い合いながら沢山話したなあ〜と思い出していました

そうこうしているうちに
洲本バスセンターに到着
7時頃だったかなあ〜、着いたのは
辺りは真っ暗
街灯は2個置きにしか付いていなく
お正月のせいか飲食店も灯りが付いていません
遠くに見えるイオンの方へ行ってみることにしました

暫く歩いていると
急に夫が立ち止まりました
まずいと言う顔をして数分立ち止まって
「 バック忘れた❗️バスに忘れた❗️ 」
と言って、みるみる顔面蒼白に！

老体に鞭打って、バスセンターに戻って行きました
私も2個のスーツケース引っ張って、後を追う様に
暗い夜道を歩いて行きました

バスセンターに追い着くと
夫が立ちすくんでいて
「 どーしよう。あの鞄には俺の全財産が入っているんだ。
　  お小遣いを少しずつ貯めて、パチンコの儲けも入っていた
　  クレジットカードや免許証、マイナカードも入っているよ
　   どーしよう……」
途方に暮れるとはこお言うことかー。
辺りは真っ暗で、交番もバスの事務所もわからない

夫がスマホを取り出しバス会社に電話をすると言う

スマホは持っていたんだー。

さてどこに掛けるか？
新神戸淡路島高速バスで検索
取り敢えず上から順番に掛けてみました

自動案内で、( 予約センターです ) とか
( 営業時間外です ) とか
私がかけはし号高速バスお忘れ物センターと検索すると
あった！お忘れ物センターのフリーダイヤルが！
早速掛けると自動案内が
転送の転送でやっと案内センターの係員に繋がりました
洲本の支社に転送してもらうと
なんと忘れ物したバスは洲本の車庫に帰っていて
忘れ物が届いていました
バス会社の人が道順説明しても
暗いから解らないでしょうと言われ
今居るバスセンターにとどけてくれるということで
そこで待っていました

夫の顔は安堵感でホッとしているのが
良ーく解りました
暫くするとバス会社の人が車で届けてくれました
本当に有り難うございます
何度も頭を下げて見送りました
「 いくら入ってるのー ?もしバスが折り返して
    神戸に戻ったらどうしてたー？」
と聞いてみました
夫は金額は教えてくれませんでしたが
神戸に行ってしまったら
明日お葬式が終わったら神戸に取りに行こうと思ったらしいです

そんなこんなでお腹が空いてきた私達
またイオンの方に歩いていき
途中に居酒屋を見つけました
でも新年なので予約で一杯だと言われ
その近くの焼き鳥屋も人が一杯
イオンの看板も遠くに見えて
歩く力を無くした夫は
バスセンターの側のファミマで
おにぎりを買うと言いました

ファミマの隣に明々とお店が光ってる
スーパーだー！
名前が見たことないので
取り敢えず行ってみると
スーパーでした
中は広かったです
お弁当やお酒やつまみを買って
ホテルなら電子レンジくらい部屋にあるよねーと言い合って
値引きされた弁当など買って
またバスセンターに戻りました

ホテルには歩いて行けると書いてあったけど
なんせ周りは暗く
目印の砂浜の公園も海も分からず
タクシー乗り場へ
運転手さんが、直ぐそこだよとと言っていたけど
もうお腹もペコペコで、歩く力もなく
案内してもらいました

本当だ。2分もかからずホテルに到着

部屋はさすが四つ星
10畳部屋でも入り口から
トイレバスが別で、洗面台が2ボール
奥に板の間があってソファーが有り
部屋には床の間があって、広く感じました

しかし電子レンジが無い！
ホテルの人に聴くのも面倒なので
その日の夕飯は、冷たい弁当でした
弁当を食べ始めたのは
午後9時半になってしまいました

明日はホテルで夕飯食べたいな〜。と思い翌朝
フロントでホテル内のレストランで
夕食食べれますかと聞いたら
席がない！
そうよね〜。帰宅時間が解らなかったから
夕食無しで宿泊予約した私達
1月4日で会社初めだから
宿泊者は減ってるのかしらと思って聞いて見たのだけど
なんと満室に近かった

4日の日も洲本のイオンに寄って
その日の夕食はラーメンでした

まあ今回は観光で無いのだから
仕方がないですよね

帰りのバスや新幹線の降りる時
鞄！スマホ！と夫にいちいち声を掛けて
帰ってきました😤